ポエジア 言葉の復活

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ポエジア 言葉の復活

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  • サイズ A5判/ページ数 414p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784336030757
  • NDC分類 702.38
  • Cコード C0398

内容説明

革命の中核は文化革命であり、文化革命の中核は詩的言語の革命である―。詩的言語のユートピアを夢みた「立体未来派」。既成の言語を全否定し、新たな言語を構築しようとした彼らの夢は今も健在である。フレーブニコフ「カー」、クルチョーヌィフ「爆」、カメンスキー、ブルリューク、リフシーツ、グローの詩、「言葉そのもの」、「文字そのもの」、「火星人のラッパ」、「ファクトゥーラ」などを収録。

目次

1 立体未来派
2 自我未来派連合
3 コスミズムほか
4 オベリウー
5 アクメイズム
6 亡命詩人たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

10
言語自身を自立させることは、象徴や意味のような宗教や国家が扱う言語の用法から離脱させる実験の形をとる。従来の象徴詩に用いられた権力側の知を表象する修辞の破壊、一人称を用いない民族主義的物語詩、子音の語根に原初的言語を夢想するザーウミや造語を詩に組み込む実験は、道化的身振りと共に旧来の詩的自我をを突き放し笑い飛ばす。民主的な集団の言語を追求していくこの試みは、詩的言語の形式的(音韻論、統辞論)探究に向かう一方、主体の解体によって詩的言語自体の危機にも直面する。言葉の復活は主体としての人間の終わりを指示する。2025/04/20

桜井夕也

0
「夢の中でかれはモスクワの地下鉄に乗っていた。列車はすさまじいスピードで走っていた。かれはスピードに魅せられていた。未来と機械を愛していたからだ。なのにいまはその列車から降りたくて、そわそわとポケットのなかのものをいじっていた」2011/10/06

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