セリーヌの作品〈第10巻〉評論―虫けらどもをひねりつぶせ

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  • サイズ A5判/ページ数 445p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336030719
  • NDC分類 958
  • Cコード C0398

出版社内容情報

文学、舞踊、ユダヤ問題、都市問題、国際連盟、ソ連紀行等に言及した、セリーヌの第1パンフレット。体制への悪罵、奔放な文体、リズミカルな毒舌、俗語を駆使した新鮮な表現はまさに作者の独壇場。

内容説明

現代文学とはどんなものか。それは、災禍にあふれた崩れかけの棺桶飾り、あまりにも紋切り型で、小手先芸で、ゴテゴテと悪趣味で、あまりにも干からびて武骨なので、もはや蛆虫すらたかってこないやつ、生まれたとたん当日かぎりで命を終えた死体、嫌悪すらも生まれない錯乱、醍醐味どころか恥しらずで、えげつない、悪夢のような汁ポタポタの屍肉より、もっと忌わしい、もっと暗澹たる幻滅、つまるところ、死体よりも徹底して、はるかにもっと限りなく死に切ってしまった文学である。地上にはびこり害毒を垂れ流す、おぞましき悪の正体をあばき弾劾する、戦慄の攻撃文書。

著者等紹介

片山正樹[カタヤママサキ]
1929年、大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科中退。関西学院大学名誉教授。専攻はフランス文学
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感想・レビュー

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trash

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タイトルからしてやけに攻撃的、中身はもっと攻撃的で全編に渡ってユダヤ人への偏見、に満ち溢れたような評論集。(そりゃこんなのフランスではいまだに発行されないままになるわけだ) 陰謀論とか出てくるのでいったいどこまで本気で書いているのか分からないけど、こういう毒が強い文章はすきですよ。文章の中身に賛成できるかどうかは別として。 結局文章の雰囲気は小説とあまり変わらないような気がする。2012/09/01

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