感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いやしの本棚
8
ページを繰るだけで、古雅な庭園や邸をゆっくり散策し堪能できる、贅沢な一冊。「アメルクール卿」を数ページ読んだだけで、至福の世界に連れ去られる。こういう完璧に貴族的な、現代日本の日常とはかけ離れた邸、庭、ことに室内の調度品などを静物画のように描写してくれる小説が、大好きだということに今頃気づく。詩を読むような心地でもあり、美しい絵を観るようでもあり…速くは読めない。速く読んではいけない。一篇ずつじっくり味わうのが好ましい、そんな本。2015/10/31
ローマの平日
2
あえなく返却。はじめの2・3ページ読んだ。なんだかおもしろそうな展開になりそうだったけど・・・時間切れ。2016/01/12