感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
7
「時」を主題にした短編３つ。どれも面白かった。「種への旅」がベストかな。ただし、3つ続くと、これがこの作家の手か、と思うような部分も出てくる。この単行本は、日本でラテンアメリカ文学ブームの先陣を切った国書刊行会「ラテンアメリカ文学叢書」の一冊。４０年以上前に買ったままずっと積んであった。解説込みで１２５ページの薄い本が、当時1,800円。貧乏学生は清水の舞台から飛び降りる思いで、新刊書店で買ったのだった。だったら早く読めよ。2022/10/20
