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出版社内容情報
つくり手に必要な「時代と向き合う姿勢」を、美術大学の教育現場にたずさわる12人の作家や研究者が説く。美大学生、必読の一冊。
●芸術はどこからきて、どこへ向かうのか?
アーティスト、デザイナー、映画監督、写真家、演出家、詩人・・・・・・、美大で教壇に立つつくり手たちが「表現」の背骨をあぶり出す。デッサンや彫刻の技術を鍛錬する以前に、養っておきたい社会の切り取り方。美大学生、必読の一冊。
《執筆者》萩原朔美(映像作家、演出家、エッセイスト)/松浦弘明(美術史学者)/青山真治(映画監督・小説家)/佐藤直樹(アートディレクター)/港千尋(写真家)/矢野英樹(デザイナー)/O JUN(画家)/石田尚志(現代美術家・映像作家)/建畠 晢(詩人・美術評論家)/西村佳哲(プランニングディレクター・働き方研究家)/生西康典(演出家・映像作家)/中村寛(文化人類学者)
?T.まなぶ
《つくる》ことが仕事になるまで/修業時代の出会いと選択/教育と学びの現場
1 大学は出来事である─萩原朔美(映像作家、演出家、エッセイスト)
2 美術作品を通して人間とは何かを考える仕事─松浦弘明(美術史学者)
3 旅と写真と社会運動─港千尋(写真家)
4 デザインは学べるのか─佐藤直樹(アートディレクター)
?U.つくる
創作や制作・製作のプロセス/《つくる》という営みに潜むもの/認識と表現とを生きること
1 「映画」監督術─青山真治(映画監督・小説家)
2 同時代のデザインを支える認識─矢野英樹(デザイナー)
3 往復書簡:描くということ―O JUN(画家)×石田尚志(現代美術家・映像作家)
?V.かえりみる
つくったものの奥底にあるもの/つくられたものの行方/《つくる》という営みの意味
1 つむがれた言葉のあとに─建畠 晢(詩人・美術評論家)
2 デザインの前と後─西村佳哲(プランニングディレクター・働き方研究家)
3 つくったものはどこにいくのか─生西康典(演出家・映像作家)
4 危機のなかの芸術─中村寛(文化人類学者)
わたしの一枚
執筆者たちがそれぞれの作品やルーツなど、「自らのあり方」をつくってきた事柄を自選。つくり手たちの《背骨》を切りとる一枚です。
内容説明
アーティスト、デザイナー、映画監督、写真家、演出家、詩人…美大で教壇に立つ作り手たちが「表現」の背骨をあぶり出す。デッサンや彫刻の技術を鍛錬する以前に、養っておきたい社会の切り取り方。芸術はどこからきて、どこへ向かうのか?
目次
1 まなぶ―“つくる”ことが仕事になるまで/修業時代の出会いと選択/教育と学びの現場(大学は出来事である―演劇と教育との併走;美術作品を通して人間とは何かを考える仕事―美術史を生業にして;旅と写真と社会運動;デザインは学べるのか)
2 つくる―創作や制作・製作のプロセス/“つくる”という営みに潜むもの/認識と表現とを生きること(「映画」監督術;同時代のデザインを支える認識;往復書簡―描くということ)
3 かえりみる―つくったものの奥底にあるもの/つくられたものの行方/“つくる”という営みの意味(つむがれた言葉のあとに―詩と美術のパサージュ;デザインの前と後;つくったものはどこにいくのか―“表現”そのものを考える;危機のなかの芸術―知と美の暴力から考える)
著者等紹介
中村寛[ナカムラユタカ]
多摩美術大学准教授。一橋大学大学院社会学研究科・地球社会研究専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は文化人類学で、「周縁」における暴力や社会的痛苦、差別と同化のメカニズム、コミュニケーションなどのテーマに取り組む一方、「人間学工房」を通じてさまざまなジャンルのつくり手たちと文化運動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。