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生活習慣病としてのうつ病

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335651571
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3047

内容説明

うつ病患者の多くは、薬だけでは治らない。皆、忙しい現代社会のなかで、睡眠不足、不規則な生活、過渡の飲酒など、生活習慣の問題を呈しているからである。わが国の大学病院で唯一の「薬に頼らない精神科」を主宰する著者が、療養指導と精神療法の実践を説く。

目次

第1部 薬物療法偏重に抗して(なぜ精神科医は薬に頼るのか;大学精神医学の薬物療法偏重について ほか)
第2部 うつ病臨床の常識を問う(うつ病臨床の常識を問う;生活習慣病としてのうつ病 ほか)
第3部 うつ病の精神療法と面接(うつ病・うつ状態の精神療法;うつ病面接のコツ ほか)
第4部 都市型臨床の時代(都市型精神科臨床の時代;都市生活のなかの人間学―モラリストとうつ病臨床 ほか)

著者等紹介

井原裕[イハラヒロシ]
1962年、神奈川県鎌倉に生まれる。1987年、東北大学医学部を卒業。自治医科大学大学院、ケンブリッジ大学大学院、順天堂大学准教授を経て、平成20年1月より獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授。専門は、司法精神医学、精神病理・精神療法学、思春期精神医学、総合病院精神医学で、その関連学会(司法精神医学会、精神病理・精神療法学会、うつ病学会、総合病院精神医学会等)の評議員の立場にあり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ATS

14
★★★非常にすばらしい本である。うつ病に対するアプローチについてはそれはどページを割いていないが(ややタイトルに合わないか)、医療者としてのスタンスや哲学、臨床におけるコツなどを噛み砕いて書いており、勉強になった。精神科に関わらなくても、医療者なら読めばなにか身になるものがあると思う。2017/02/20

Asakura Arata

2
「うつ病」の人たちは、かなりの割合で薬物療法を必要としないというのは、日々の臨床で実感している。ただ、生活指導だけで満足してくれる人がすべてではない。初診で話だけで終わろうとすると、怪訝な表情で「え?お薬は?」という人もいる。薬は必要でないことを説明して納得してもらうのだが、肩すかしをくらった感じなのだろう。早く寝ろだの、仕事量減らせだの伝えるのだが、「そんなことは分かっている。それができないから受診したのではないか!」と憮然として答える方もいらっしゃる。実際の臨床はそれほど一筋縄でいくものではない。2013/10/26

dr.noguchi

0
短い診察時間でどううつ病患者とカウンセリングするか?著者はうつ病を生活習慣病として捉え、生活習慣を指導する立場をとる。 私は薬剤師であり、短い時間でどう服薬指導するか?薬歴(薬のカルテ)をどう書いて役立てるかなどを学ぶ本として読んだ。うつ病に限らず生活習慣病全般に応用できる内容である。

cochon_voyage

0
拍手絶賛素晴らしい!!!2017/11/12

bandil

0
教育に携わる人間であれば、至る所にヒントを見いだすことができる本です。値段は高いですが、価格以上の内容だと思います。睡眠相の話は、全人類必読ではなかろうか。2014/06/18

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