内容説明
わが国の認知症医学を40年以上にわたってリードしてきた著者が、医療の世界だけではなく社会総体が取り組まなければならない「高齢社会と認知症」の問題を真正面から見据え、社会学的・歴史的視点からの考察もまじえて展開する珠玉の認知症論。
目次
現代における多様な高齢者像
第1部 高齢者診療の基本姿勢
第2部 認知症とは何か
第3部 アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)
第4部 血管性認知症、ピック型認知症
第5部 認知症の治療
歴史のなかの長寿観―貝原益軒とジョナサン・スウィフト
著者等紹介
松下正明[マツシタマサアキ]
1937年長崎市生まれ。1962年東京大学医学部卒業。東京都立松沢病院、東京都精神医学総合研究所勤務を経て1986年横浜市立大学医学部助教授、1987年同教授。1990年東京大学医学部教授。1998年東京都精神医学総合研究所所長。2003年東京都立松沢病院院長。2009年より現職(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター理事長)、東京大学名誉教授。専攻は老年精神医学、神経病理学、司法精神医学、精神医学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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