出版社内容情報
本書は自分自身の老化や配偶者の死、収入の減少、対人関係など加齢に伴う周辺事情の変化が心の健康にどのような影響を与えるかを考えるものである。様々なライフイベントのインパクトが中年者と高年者では異なっていたり、家族や友人との交流が、イベントストレスの影響を緩和したり増幅したりする心理的メカニズムを明らかにし、人間の人生とストレスの関連について考察する。
内容説明
ライフイベントは、人間にどのような影響を与えるのか。
目次
第1部 研究史(ストレスと加齢;対人関係と健康;問題提起)
第2部 ライフイベント体験に関する横断的検討(ライフイベント体験の年代差の検討―研究1;ライフイベント体験と抑うつとの関連の検討―研究2)
第3部 ライフイベント体験に関する縦断的検討(ライフイベントが抑うつに及ぼす影響と年代差の検討―研究3;ライフイベントが抑うつに及ぼす影響と対人関係の調節効果の検討―研究4)
第4部 総合的考察(本論の意義;今後の課題;結論)