内容説明
死に方は選べるか。生命維持の技術による「延命」の時代、「自分の死」を取り戻すことはできるか。医師=患者関係を医療の場から問い直す、書下ろし。
目次
第1章 終末期医療の変化(1888年の死・1988年の死;過去一世紀の変化)
第2章 終末期医療の現実(終末期三つの意思決定;佐久市における終末期意識;名護市における終末期意識;東京都杉並区河北総合病院における終末期意識―佐久・名護と比較しながら;「自分の死」は許されていない)
第3章 医師と患者との意思疎通のために(医療における意思決定を導くもの―医療倫理;「自分の死」を取り戻すために)