感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
13
子供の問題は親の責任というのは言い過ぎだとの読者の意見に、やはり「全て親の責任だ」と著者は言い返す。主体的判断ができない児童期に、学歴のない自分の代償か、近所への見栄かは知らないが、子供を自分の好みに捻じ曲げる。しかし、子供は盆栽ではないことが分からぬか。いずれ爆発し、危害を被っても嘆いてはいけない。著者は「自主性を踏みにじるような子育てをしないこと」ただそれだけだと忠言している。2019/10/21
かずき
6
青い鳥症候群は、自分にはもっと向いてる職業がある・こんな人生を過ごしてる場合じゃないと考える青年の症状で、私がまさにそうです、常に。本書はそうした子にならないように親や社会に向けて問題提起と解決法を展開したもの。症候群になったらどうすれば良いかが知りたかった私としては残念だったが、執筆時の40年前でも社会の価値観はあまり今と変わらないと感じて興味深かったです。子が10代で父が単身赴任は悪いことばかりで、家庭で子と一緒に愚痴大会をしてはいけないとのことです。グサッ…青い鳥症候群になるべくしてなったのですね私2023/03/05
Jimmy
3
大昔のベストセラー。一大ブームを引き起こした「青い鳥症候群」だが、精神科医の著作だけに、実態の表面的な考察・分析に終始してそこに潜む何かを掘り出していないので、ただの子育てマニュアル、「良い親とは？」論となっている。2009/09/29
