内容説明
本書は、相談業務の専門家としてのソーシャルワーカーを養成する大学・短大・厚生労働省指定養成施設、通信教育の教科書として、さらには、すでに現場に従事する方々、福祉に関心のある一般市民の方々にも活用していただけるよう、問題提起性と独自性の豊かな内容とすることなどをスタンスとして編纂されています。社会福祉士養成のためのカリキュラムが「老人福祉論」、「介護概論」から上記の科目名に改訂されたことから、平成21年度からの新カリキュラムのシラバスに示されている内容と想定される教育内容のすべてを網羅しつつ、各執筆者の長年にわたる社会福祉専門職の養成教育と国家試験合格支援のための教育に携わってきた経験と蓄積を反映させ、緻密、正確かつ平易な記述を基本に編纂しています。本科目の時間数は30時間と設定されていることから、大学、専門学校などでの授業に合わせ、全14章で構成しています。
目次
高齢者福祉制度の発展過程
高齢者の心身の特性と支援
少子高齢社会の現状と動向・課題
高齢者の生活実態と福祉・介護ニーズ
介護の概念と介護予防
認知症ケアの概況
死と終末期ケア
介護保険制度のしくみ
介護保険制度の運営
地域包括支援センターと地域
老人福祉法と関連法
高齢者虐待と虐待予防の取組み
高齢者に対する医療制度
高齢者をとりまく地域と環境
著者等紹介
矢部広明[ヤベヒロアキ]
日本福祉教育専門学校社会福祉士養成科学科長
宮島直丈[ミヤジマナオタケ]
道潅山学園保育福祉専門学校介護福祉士専攻科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。