目次
序章 共同体なき社会の探究
第1章 漢族農村研究における“集合”論の系譜
第2章 渦中の無形文化遺産―高淳三か村における祭祀芸能と機運
第3章 流しのコンバイン―収穫期Q村における即興的分業
第4章 村のたまり場―日常的交流にみる村民生活の韻律
第5章 「このトマトは都会人が一番好きなものだ」―日常会話における二分法的境界
第6章 粽をつくる、粽を贈る―端午節における儀礼食の贈与と「関係」
第7章 「家」と食卓―日常/非日常的共食にみる「家」の伸縮と「備え」
終章 韻律と社会
著者等紹介
川瀬由高[カワセヨシタカ]
1986年北海道生まれ。専門は社会人類学、中国民族誌学。北海道大学(文学部)卒業。首都大学東京大学院(人文科学研究科)博士前期課程を経て、同大学院(人文科学研究科)博士後期課程満期退学。博士(社会人類学)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、現在、江戸川大学(社会学部)専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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