内容説明
力いっぱい食べる民族の爽快かつ豪快な食の世界
目次
序 韓国人はどんな食生活を送っているのか
第１章 家庭での食生活
第２章 外で食べるとき
第３章 キムチと保存食文化
第４章 焼肉と肉食文化
第５章 食コミュニケーション
第６章 食から見えること
食生活風俗ノート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
午後
2
1986年、韓国での冷蔵庫の普及率が60〜70%の時代に書かれた本なので、今ではだいぶ様変わりしているかもしれない。しかしこの本に書き留められている、キムチなどの貯蔵食・保存食が中心で、煮物や鍋物を一度にたくさん作ってなくなったら次のを作る、一週間ほど同じ献立が続く、当時の庶民の食生活に心惹かれた。白菜150個をはじめとして大量な野菜や肉や魚介を使ってひと冬ぶんのキムチを漬けるキムジャンという習慣は圧巻。本場のキムチは少なくとも100種類はあるらしい。保存食や常備菜に興味があるのでおもしろく読んだ。2018/06/03
