出版社内容情報
GoogleやNTTサイバーソリューション研究所など開発の最前線(エンジニアやコンテンツ開発など)にインタビューし、知のデジタル化技術が生み出すものは何か、を紹介。
内容説明
人文知の危機時代に、なにが変わろうとしているのか?デジタル・テクノロジーが大転換をもたらしつつある、「人間」と「知」との関係。新しい時代の「教養」が、ゆたかな変容をとげるために。
目次
1 知のデジタル・シフトとは何か?(“人間の知”と“情報の知”―人間の学としての情報学を求めて;新百学連環―エンサイクロペディアの思想と知のデジタル・シフト;情報機器が生み出す「融合」環境と「広告」の位相;科学技術と社会)
2 「知」のデジタル・テクノロジー―開発の現状(技術と人間のインタラクションをめぐって―その1 メディアアート;技術と人間のインタラクションをめぐって―その2 ナレッジインタラクションデザイン;検索技術の現在―MIMAサーチ;映像インデキシング技術と映像アーカイヴ技術;記憶技術の現在―フランスにおけるINAとINAthequeの試み;ユギキタスと知;インターフェイスとしてのGoogle、ブログ―「ユーザー」という概念を巡って)
3 デジタル・シフトと知の変容(イメージとテクノロジー―表象の離散化、記憶の保存体系、そして情報とメディアの知;融合の微分学―端末市民論再考)
4 知のコンシェルジェ―百科知識によるコンテンツ探索
著者等紹介
石田英敬[イシダヒデタカ]
1953年生まれ。東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授(総合文化研究科・言語情報科学専攻教授併任)。専攻:記号論・メディア分析・言語態分析・情報記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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