内容説明
構想から論文執筆までのプロセスをステップ別に解説する、質的研究への究極の入門書、M‐GTAついに登場。
目次
第1部 質的研究とグラウンデッド・セオリー・アプローチ(グラウンデッド・セオリーの理論特性;修正版M‐GTAと他のグラウンデッド・セオリー・アプローチ;質的研究への関心の多様性;数量的研究と質的研究の違い ほか)
第2部 修正版M‐GTAのステップ別分析技法(どんな研究に適しているか;分析上の最重要点;研究テーマの設定;データの範囲と収集法 ほか)
著者等紹介
木下康仁[キノシタヤスヒト]
1953年山梨県小菅村生まれ。1976年立教大学社会学部卒業。1979年カリフォルニア大学ロサンゼルス校、アジア系アメリカ人研究科修士課程修了(MA)。1984年カリフォルニア大学サンフランシスコ校、人間発達・エイジング研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、立教大学社会学部教授(社会老年学、高齢社会論、福祉社会論)
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感想・レビュー
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ポカホンタス
4
著者は修正型グラウンデッド・セオリー・アプローチの提唱者。元祖GTAとどこが違うのか、理論と実践の双方にわたって懇切丁寧に書かれていて大いに参考になった。質的研究にある程度慣れている人なら、すごくわかりやすいと思うが、全く慣れていない人は、これでもなかなか難しいだろう。質的研究への理解がさらに高まり、よい研究がどんどん生まれることを期待したい。2021/02/28
Naoki
0
m-gtaは一度使用したことがあったが、今回また研究に使うことになったので再び勉強。2014/10/05
Re
0
GTAの経緯が簡潔に書かれていてとてもよかった。修正版MGTAについてはやり方がアバウトすぎて、これだけ読んでも実際にはできそうにないなという印象。2014/10/09
R子
0
難しい&量が多くて1週間では読み切れなかったwwwなんか、描き方が整理されてないというか…どこまでこれの説明?みたいなことが多かった。2012/04/18
kkd
0
著者の修正版GTAの解説書。オリジナルGTAの細かなプロセスが簡略化されている印象がある。もう一冊の本と再度読み比べて理解を深めたい。2010/05/10