内容説明
方法論的「関係」主義の視座から試みる現代日本の社会的現実へのアプローチ。加速する高度情報化、消費社会化、管理化の社会変動の下で「豊かさ」は激しく揺すぶられ、現実の姿をあらわにする。現代日本社会の内側に横たわる社会諸関係を分析し、その再構築をめざす社会学の理論的な挑戦。
目次
第1章 行為・関係論としての社会学
第2章 情報資本主義社会における批判理論の課題
第3章 関係の世紀末と文化
第4章 労働・消費・身体
第5章 私生活主義の政治学
第6章 感覚と隠蔽された力
第7章 秩序形成暴力と身体
第8章 生活世界における「環境」問題の意味
第9章 近代学校知の矛盾からの脱却に向けて
第10章 Re‐ligareと価値