内容説明
20世紀の大衆に、映画・TVと匹敵するほどの影響を与えたものは、デザインをおいて他にない。あらゆることろに遍在するデザイン。大衆のまなざしを密かに組織し支配するデザインの力とは何か。本書は、デザインの“力”を解明して見せる。
目次
1 写された者たちの状況―メディアのメモランダム(写真―不在のゲシュタルト覚書;写真の辺境;イメージの共同社会―写真週報の世界)
2 コラージュの論理―デザインのフィールドワーク(消費のコラージュ;ドミュニケーション;物たちとの対話;不安のセールスマン―広告は社会を語りはじめた)
3 デザイン―夢の労働―1920年代のユートピア(構成主義の広告・意味の架橋―ロシア・アヴァンギャルドのデザイン感覚;バウハウス・ノート―近代デザインの呪われた部分;ロドチェンコ断章―デザインの未来主義)