内容説明
「地球を守れ、環境を守れ」は本当か?これまで西欧列強により世界各地で繰り広げられてきた植民地支配。その自然観、覇権思想、生態破壊の歴史を検証しつつ、地域の自然と人間が作りあげてきた生態論理を生かした相利共生の道を提案する。
目次
第1章 自然観をめぐって(東洋と西洋;覇権思想の系譜)
第2章 近代の荒ぶる力(ヨーロッパ植民地の出現;新世界植民地の拡大 ほか)
第3章 生態破壊を超える―覇権主義から平和主義へ(生態論理;資源占有の偏りが環境破壊を生む ほか)
著者等紹介
古川久雄[フルカワヒサオ]
1940年兵庫県に生まれる。1963年京都大学農学部卒業。現職は京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授
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