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シリーズ災害と社会
災害社会学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335501012
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3336

出版社内容情報

阪神・淡路大震災以降、続発する被災状況と向き合う、実践的な学としての【災害社会学】。その最新の研究領域を紹介する。

内容説明

災害は社会の仕組みを可視化する!阪神・淡路大震災以降、続発するわが国の被災状況と向き合う、実践的な学としての災害社会学。その最新の研究領域を紹介。

目次

第1部 総論(災害社会学の系譜;災害と社会的対応の歴史)
第2部 各論(災害における生命と心;災害と情報;被災生活と生活再建)
第3部 災害社会学における射程と新たなリスク(新たなリスクに対峙して;災害社会学の新たな視点・論点)

著者等紹介

大矢根淳[オオヤネジュン]
専修大学文学部教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学大学院社会学研究科社会学専攻・博士課程単位取得満期退学(社会学修士)。未来工学研究所、電気通信政策総合研究所、防災&情報研究所の研究員等を経て、江戸川大学社会学部助手、専任講師、専修大学文学部専任講師、助教授を経て、現職。災害社会学、地域社会論、社会調査論を専攻。「環境社会学」(専修大学)、「災害社会学」(武蔵大学)を担当。早稲田大学・地域社会と危機管理研究所客員研究員

浦野正樹[ウラノマサキ]
早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学政経学部政治学科卒業。同大学大学院文学研究科社会学専攻・博士課程単位取得満期退学(社会学修士)。未来工学研究所の研究員ののち、早稲田大学第一・第二文学部助手、専任講師、助教授を経て、現職。早稲田大学地域社会と危機管理研究所所長。都市社会学、地域社会論、災害社会学を専攻

田中淳[タナカアツシ]
東洋大学社会学部教授。東京大学文学部社会心理学科卒業。同大学大学院社会学研究科社会心理学専攻修士。未来工学研究所研究員、群馬大学教養部専任講師、文教大学情報学部助教授、東洋大学社会学部社会心理学科助教授を経て、現職。災害心理学、集合行動論を専攻・担当。中央防災会議専門委員、文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、同地震調査研究推進本部専門委員、国土審議会専門委員などを務める

吉井博明[ヨシイヒロアキ]
東京経済大学コミュニケーション学部教授。東京工業大学理工学部物理学科卒業。同大学院理工学研究科博士課程単位取得満期退学(理学修士)。(財)未来工学研究所研究員、同主任研究員、文教大学情報学部助教授、同教授を経て、現職。専攻は情報社会論、災害情報論。情報生活論、メディアエコロジー(ともに東京経済大学)などを担当。主著『情報のエコロジー』(北樹出版)など。中央防災会議専門委員、原子力安全委員会専門委員、地震調査研究推進本部政第委員会委員長代理、消防審議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Mealla0v0

1
新潟中越沖地震(と起こったかもしれない柏崎原発事故)を承けて纏められた災害の社会学研究についての概説書で、総論と各論から成る。災害研究は戦災の経験を機に一大研究領域へと拡大したと言う。災害は、天災・人災・戦災を含意する。災害研究では、社会の脆弱性と復元力を両輪とするが、前者は平時の社会構造が災害によって浮彫になることで露呈され、それは同時に社会の潜勢力によって回復され得るというわけだ。災害の多い日本ではその知見が重要だろう。また、災害と法の関係や被災体験の記述についても考えなくてはなるまい。2017/09/19

バーニング

0
災害や災害研究の歴史、95年の阪神淡路大震災から得られる知見や被災者の生活支援や被災地復興など、おさえるべきトピックは大体網羅している。それに加えJCO臨界事故などを例に原発リスクについても触れられているのは今日的に見ても興味深い。放射能リスクやパニックなどの記述は、まさに2011年の今年に起きていることそのままである。バランスを気遣うがゆえに(タイトル通りではあるが)良くも悪くも入門止まりであること、また本の性格上社会学的な見地が基本なので政治学、行政学的なフォーマルな議論は濃くない。2011/06/27

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