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内容説明
昭和の失われた生活文化、高度経済成長を境に消え去った日本の伝統的生活文化を生き生きと伝える写真を集成。そこに写されたもの一つ一つをていねいに解説した写真で引く暮らしのインデックス。
目次
1 台所と食事
2 くつろぎの空間
3 保存の工夫
4 洗い繕う
5 家まわりの四季
6 住いの景観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひねもすのたり
8
「写真でみる日本生活図引4」というサブタイトルのついた本書は、昭和20年代から30年代前半までの住居の様子とそこに住まう人々の暮らしをモノクロ写真で綴った大判の本です。 写真それぞれに詳細なキャンプションがついているので読み(見?)ゴタエがあります。 私の知っている昭和40年代後半の日本と比較するなら、夏場におけるお婆さんのトップレス率の高さに驚かされます。 執筆陣は民俗学系の学者さんが 多いようです。 失われてしまった日本を識る資料として貴重な本かもしれません。2013/12/01
けんとまん1007
7
改めて時間の流れを感じるとともに、”暮らし”という言葉が脳裏に浮かんだ。”生活”が今の状況だとすると、何となく”暮らし”という言葉がピッタリのように思う。どこな懐かしさを感じてしまうのも、いたしかたないんだろうな。自分の生まれる前の写真が多くて、そうだったんだなあ~と。しかも、それが、ずっと前ではなくて、ちょっと前くらいの気分だからかもしれない。2013/12/11
brink
2
人々の生活を映した白黒写真。その中に映っている事物、人物に、いちいち丁寧な名称や解説を添えたシリーズの一冊。とにかく写真が見飽きない。解説を参考に、映っているものを読みとるのが楽しい。昔の日本は今とこんなに違ってたのだと生活様式の変化のスピードに驚くことしきりでした。2010/06/05