棋譜に著作権はあるのか―著作権・不法行為から棋譜の保護を考える

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棋譜に著作権はあるのか―著作権・不法行為から棋譜の保護を考える

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  • サイズ 46判/ページ数 314p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784335360749
  • NDC分類 796
  • Cコード C1032

出版社内容情報

将棋ファンがSNSで指し手を呟くだけで違法になる?

棋戦における棋譜は著作権で保護されるのか? 保護されなくてもよいのか? 将棋ファンによる棋譜の利用はどこまで認められるべきか?――本書は、こうした「棋譜」をめぐる法的保護の問題について詳述します。一部の職業的配信者(YouTuberなど)が棋譜を無断で利用した動画を配信しているところ、正規の契約金等を支払っている主催者やスポンサー等は、棋譜の独占権を侵害するとして、配信者の棋譜利用行為を問題視しています。棋譜の保護については法学界のみならず、将棋界においても重要な論争となっており、すでに多くの事件が裁判で争われ、大きな話題になっています。本書は裁判所がどのような根拠に基づき、どの範囲で棋譜を保護するとしているのかを明らかにするとともに、将棋界の発展とファンの自由の調和という観点から、バランスのとれた棋譜利用ルールのあり方を提言します。法律家のみならず、棋譜をめぐる論争に関心のあるすべての将棋ファンに開かれた一冊です。




【目次】

第1章 注目を集める、棋譜に関する判決
第2章 変化を迫られる、「棋譜独占権」という伝統的なビジネスモデル
第3章 棋譜ガイドラインをひもとく
第4章 棋譜は著作権で保護されるか
第5章 著作権と不法行為の関係を明らかにした最高裁判決(北朝鮮映画事件)
第6章 棋譜の無断利用者の動画削除に関する二つの事件
第7章 棋譜の無断利用を理由とした損害賠償請求に関する【棋譜当日再現動画損害賠償命令事件】
第8章 結局、どの範囲まで棋譜を許可なく利用することができるのか
第9章 棋譜を著作権・不法行為以外の方法で保護できるか
第10章 ビジネスモデルの維持・発展と将棋ファンの自由とのバランスのために
終章 棋譜をめぐる議論のは他分野に応用できるか
補章 【棋譜当日再現動画損害賠償命令事件】控訴審判決
さらに棋譜の法的保護について知りたい人のために
おまけ 将棋にまつわる裁判
巻末資料:北朝鮮映画事件以降の主な不法行為否定例

内容説明

SNSで指し手をつぶやくだけで違法!?裁判で争われ学界でも一大論点となっている「棋譜の法的保護」について、将棋界のビジネスモデルやガイドラインを踏まえつつ、裁判所が示す判断根拠と保護範囲を分析し、業界発展とファンの自由のバランスに配慮した利用ルールを提言する。

目次

注目を集める、棋譜に関する判決
変化を迫られる、「棋譜独占権」という伝統的なビジネスモデル
棋譜ガイドラインをひもとく
棋譜は著作権で保護されるか
著作権と不法行為の関係を明らかにした最高裁判決(北朝鮮映画事件)
棋譜の無断利用者の動画削除に関する二つの事件
棋譜の無断利用を理由とした損害賠償請求に関する【棋譜当日再現動画損害賠償命令事件】
結局、どの範囲まで棋譜を許可なく利用することができるのか
棋譜を著作権・不法行為以外の方法で保護できるか
ビジネスモデルの維持・発展と将棋ファンの自由とのバランスのために
棋譜をめぐる議論は他分野に応用できるか
【棋譜当日再現動画損害賠償命令事件】控訴審判決

著者等紹介

松尾剛行[マツオタカユキ]
東京大学法学部卒業、ハーバード大学ロースクール修了(法学修士)、北京大学法学院博士課程修了(法学博士)、弁護士(第一東京弁護士会)、ニューヨーク州弁護士。現在、桃尾・松尾・難波法律事務所パートナー。ITストラテジスト試験、情報セキュリティスペシャリスト試験、プロジェクトマネージャ試験合格。学習院大学特別客員教授、慶應義塾大学特任准教授のほか、中央大学非常勤講師、一橋大学客員研究員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

読書は人生を明るく照らす灯り

10
将棋を流行らせたいのか、衰退させたいのか分からなくなる2026/10/15

siomin

0
将棋の対局の時に記される棋譜には著作権があるのかを,法律や判例を交えて考察した一冊。私自身は著作権の勉強のために読み始めたが,完全に専門書なので歯が立たなかった。ただ,裁判は勝った負けたのイメージがあるが,実際のところは違う意見を調整し落としどころを付ける場なんだなと実感した。2026/09/21

Kazuo Ebihara

0
多くの将棋解説動画が生まれ、配信されている。主催者の承諾を得ず、棋譜使用料も払わず訴訟トラブルになっているケースも起きている。将棋のタイトル戦は、スポンサー企業の高額の金で支えられている。その棋譜をただで使い、収益をあげるネット配信は、主催者の利益を奪う不法行為に当たるとする判決も出ている。棋譜に「著作権」が有るかは、専門家の間でも意見が別れているようだ。プロ将棋存続の為にも、主催者の営業利益を侵害する不法行為を許さず、ファンがより楽しめ、知的財産であるプロの棋譜を守る新たなルール作りが求められている。2026/07/06

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