出版社内容情報
合理的配慮を「理念」から「実践」へ。
障害者差別解消法の施行から10年。制度は前進した一方で、差別や合理的配慮の不提供による困難は今なお多くの人に残されています。また合理的配慮を提供する側にとっても、何が差別でありそうではないのかを迷う場面が、少なくないのではないでしょうか。本書は、法の理念や条文をわかりやすく解説するとともに、教育、医療・福祉、情報アクセシビリティ、司法手続など幅広い分野の具体的事例を通して、障害者差別差別解消法を現実の困りごとや課題の解決にどう生かすかを示します。障害当事者はもちろん、行政・事業者、家族、支援者にも役立つ一冊。
?
【目次】
第Ⅰ部 コンメンタール編(法律の解説編)
第1章 沿革
第2章 差別解消法の諸規定
第3章 障害を理由とする差別の禁止(7条・8条)
第4章 雇用分野における差別禁止・合理的配慮(障害者雇用促進法)
第Ⅱ部 ケーススタディ編(実践編)
第5章 教育
第6章 公共空間のバリアフリー(交通、役所等の建物など)
第7章 情報アクセシビリティ・情報バリアフリー
第8章 役務(飲食、観光、文化、スポーツ、住宅・不動産)
第9章 司法手続・政治参加
第10章 医療・福祉
【詳細目次】
第Ⅰ部 コンメンタール編(法律の解説編)
第1章 沿革
(1)障害者の人権をめぐる国際的な動き
(2)差別解消法の制定(2013年)
(3)差別解消法の改正(2021年)
第2章 差別解消法の諸規定
(1)総則
(2)障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針
(3)対応要領/対応指針等
(4)障害を理由とする差別を解消するための支援措置
(5)雑則
(6)罰則(25条・26条)
(7)次の法改正に向けて
第3章 障害を理由とする差別の禁止(7条・8条)
(1)不当な差別的取扱い(7条1項・8条1項)
(2)合理的配慮の提供(7条2項・8条2項)
第4章 雇用分野における差別禁止・合理的配慮(障害者雇用促進法)
(1)本章の役割
(2)差別解消法と促進法の違い
(3)促進法の歴史と基本構造
(4)促進法における差別禁止
(5)促進法における合理的配慮
(6)紛争解決のための手続
第Ⅱ部 ケーススタディ編(使い方編)
第5章 教育
困った① 就学相談の際に、合理的配慮についての質問をしたのですが、はぐらかされてしまいました。
困った② 小学校への入学に先立ち、学校長より学校が提供できないことのリストへの承諾書の提出を求められました。
困った③ 聴覚障害のある特別支援学校小学部6年生の生徒です。交流及び共同学習の時の給食や休み時間がつらいです。
困った④ 小学校の養護教諭です。原因不明の腹痛と場面緘黙症を発症した生徒に対して、どのような配慮を行うべきなのかわかりませんでした。
困った⑤ 手話通訳を依頼したところ、自分が使用しているのと異なる手話による通訳を提供されました。
困った⑥ カニューレを挿管している中学生です。水泳の授業では見学するように言われていますが、私もプールに入りたいです。
困った⑦ 視覚障害の中学生です。吹奏楽部への入部を断られてしまいました。
困った⑧ 中学校の教諭です。特別な支援や合理的配慮を拒否する生徒や保護者を説得したいの



