出版社内容情報
なぜ、武蔵野大学法学部はわずか10年で奇跡の成長を遂げたのか?
法学部の人気が伸び悩む中、2014年に新設後わずか10年で実績豊かな学部に成長した武蔵野大学法学部。
法解釈や法曹養成という既成の教育を見直し、集団の中でルール創りができる人材の育成を目指すことで学生の積極性を育て、高い教育レベルを実現した。その結果、司法試験をはじめ多くの有資格者を輩出し、「奇跡の大学」と称された。
創設時からカリキュラムの設計と教育現場を一任された著者による、「ピンチをチャンスに変える」工夫の数々を惜しむことなく公開したオンリーワン法学部への道程。
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内容説明
なぜ、武蔵野大学法学部はわずか10年で奇跡の成長を遂げたのか?ピンチをチャンスに変えた創設者の工夫の数々とルール創りの面白さに目覚めた学生たちが歩んだオンリーワン法学部への道!
目次
第1部 原論編―新世代法学部の誕生(マジョリティの法学部生のための、専門性のある法学教育;大教室双方向授業 ほか)
第2部 実践編―成功への紆余曲折(大教室双方向授業の展開―最初の成功要因とコロナ禍による挫折;ピンチをチャンスに―4学期制の採用と学外学修 ほか)
第3部 大学院編―ビジネス法務学の誕生へ(閉ざされた法曹教育から、開かれたビジネス法務教育へ―「時代意思」の選択;再びピンチをチャンスに―実務家教員養成プロジェクト ほか)
第4部 広報編―武蔵野大学HP有明日記(ある日の教室風景から;1期生の実績と最新入試結果について ほか)
第5部 基礎理論編―明治初年からの法学教育史に学ぶ(日本法学教育史再考―新世代法学部教育の探求のために)
著者等紹介
池田眞朗[イケダマサオ]
1949年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)(慶應義塾大学)。慶應義塾大学法学部教授、大学院法務研究科教授、通信教育部長を歴任して同大学名誉教授。武蔵野大学法学部、同大学院法学研究科(修士課程、博士後期課程)の開設責任者となり、同大学法学部教授、法学部長、大学院法学研究科長、副学長、法学研究所長を歴任して同大学名誉教授、法学研究所顧問。専門は民法債権法、金融法。フランス国立東洋言語文明研究所(旧パリ大学東洋語学校)招聘教授、金融法学会副理事長等を歴任。現在日仏法学会理事、ABL協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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