出版社内容情報
DXが変える“働く”のかたち。自由と保障の両立は可能か?
2024年に施行された待望のフリーランス法(通称)。新法の創設には大きな意義があるものの、それでもなお残る政策課題とは? デジタル化、プラットフォームの巨大化が加速するなかで、今後の安心・安全な働き方を考えるための重要な視点とは?
本書は、フリーランスをめぐる問題状況や法的地位、これまでの法政策を緻密に分析したうえで、DXが進展した未来を見据えた労働・社会保障分野からの改革提言を行います。
【目次】
序 章 フリーランス法を越えて
第Ⅰ部 フリーランスとは何か
第1章 いまなぜフリーランスなのか
第2章 フリーランスの法的地位
第1節 はじめに
第2節 労働法による法的規律
第3節 労働法以外の法的規律とフリーランス
第4節 小括――課題のまとめ
第3章 フリーランスをめぐる法政策の形成と展開
第1節 はじめに
第2節 フリーランスをめぐる法政策前史
第3節 「働き方改革」以降の政策形成過程
第4節 フリーランスをめぐる法政策の展開
第5節 小 括
第4章 フリーランスとセーフティネット
第1節 社会保障の概要
第2節 社会保険の適用
第3節 セーフティネットの内容
第4節 セーフティネットの特徴と課題
第5章 プラットフォーム就労とは何か
第1節 デジタルレイバープラットフォーム(DLPF)とは何か
第2節 DLPFをめぐる法的課題
第Ⅱ部 海外のDLPFに関する立法・議論
第6章 労働法編
第1節 ドイツ
第2節 アメリカ
第3節 EU法
第4節 その他の国(イギリス・フランス)
第7章 社会保障編
第1節 ドイツ
第2節 フランス
第3節 アメリカ
第4節 小 括
第Ⅲ部 新たな法制度の構築に向けて
第8章 第Ⅰ部の考察を受けて
第1節 フリーランス政策の課題――フリーランス法前の状況
第2節 フリーランス法
第3節 フリーランス法後の政策課題
第4節 労働者性の判断基準の問題
第9章 PF就労に対する法制度はどうあるべきか
第1節 フリーランス法後の政策課題の分析視角
第2節 PF事業者に対する規制のあり方――仲介型を念頭に
第3節 新たなセーフティネットの構築に向けて
内容説明
DXが変える“働く”のかたち。自由と保障の両立は可能か?2024年施行のフリーランス法に欠けるものは?これまでの法政策の緻密な分析と、DXが進展した未来を見据えた労働・社会保障分野からの改革提言!
目次
フリーランス法を越えて
第1部 フリーランスとは何か(いまなぜフリーランスなのか;フリーランスの法的地位;フリーランスをめぐる法政策の形成と展開;フリーランスとセーフティネット;プラットフォーム就労とは何か)
第2部 海外のDLPFに関する立法・議論(労働法編;社会保障編)
第3部 新たな法制度の構築に向けて(第1部の考察を受けて;PF就労に対する法制度はどうあるべきか)
著者等紹介
大内伸哉[オオウチシンヤ]
現職、神戸大学大学院法学研究科教授。専攻、労働法・労働政策論
坂井岳夫[サカイタケオ]
現職、同志社大学法学部教授。専攻、社会保障法・労働法
土岐将仁[トキマサヒト]
現職、東京大学大学院法学政治学研究科准教授。専攻、労働法
山本陽大[ヤマモトヨウタ]
現職、労働政策研究・研修機構主任研究員。専攻、労働法・労働法政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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