内容説明
暗号通貨などの基盤技術として広汎な利活用が期待されるブロックチェーン技術。それはスマートコントラクトと自律分散型組織により支えられる“暗号の法”を生み出し、コードとアルゴリズムによる支配をももたらす―。テクノロジーの光と影を踏まえつつその規制のあり方を模索し、イノベーションへの法的視座を拓く。
目次
1 ブロックチェーンのテクノロジー(ブロックチェーン、ビットコイン、非中央集権型コンピュータ・プラットフォーム;ブロックチェーンの特徴)
2 ブロックチェーンと金融・契約(デジタル通貨と分散型決済システム;法的契約としてのスマートコントラクト ほか)
3 ブロックチェーンと情報システム(耐改竄性のある、真正で、信頼のできるデータ;復元力と耐改竄性のある情報システム ほか)
4 組織と自動化(組織の未来;自律分散型組織 ほか)
5 分散型ブロックチェーン・ベースのシステムと規制(規制の態様;法としてのコード)
著者等紹介
デ・フィリッピ,プリマヴェラ[デフィリッピ,プリマヴェラ] [De Filippi,Primavera]
仏国立科学研究センター(CNRS)常勤研究員、米ハーヴァード大学バークマン・クライン・センター研究員
ライト,アーロン[ライト,アーロン] [Wright,Aaron]
米カードーゾ・ロースクール准教授、同ブロックチェーン・プロジェクト・ディレクター
片桐直人[カタギリナオト]
大阪大学大学院高等司法研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。