内容説明
ロボットが事故を起こしたら?ヒトを傷つけたら?「感情」を持ったら?―AI技術の進展がもたらしうる数々の難問について、“制御不可能性”と“不透明性”を軸に、著名文芸作品や映画作品等の教訓にも触れつつ解説。AI原則策定をめぐる国内外の最新動向をまとめた新章や多数のヴィジュアルコンテンツの追加をはじめ、わが国初の「ロボット法」入門書がさらに充実の増補版に。
目次
序章―ロボット法の必要性
第1章 ロボット工学3原則
第2章 ロボットの起源と文化
第3章 ロボットの定義と特徴
第4章 ロボットの種類とその法的問題
第5章 ロボット法の核心―制御不可能性と不透明性を中心に
第6章 ロボットが感情を持つとき
第7章 ロボット法のゆくえ―AI原則をめぐる日本と世界の動向
著者等紹介
平野晋[ヒラノススム]
中央大学国際情報学部(iTL)教授・学部長。米国弁護士(ニューヨーク州)。1984年に中央大学法学部法律学科を卒業し、同年入社した富士重工業株式会社にて法務に携わり、コーネル大学大学院(コーネル・ロースクール)に企業派遣留学して1990年に修了(法学修士)。同年にニューヨーク州法曹資格試験を受験・合格。翌1991年に同大学院特別生(『コーネル国際法律雑誌』編集委員)。1995年からNTTグループ企業で法務に携わり、2000年から株式会社NTTドコモの法務室長。2004年から中央大学教授。2007年に博士号(総合政策)(中央大学)取得。2013~2019年に中央大学大学院総合政策研究科委員長。2019年4月より現職(iTL初代学部長)。コーネル・ロースクール留学以来、製造物責任法の世界的権威ジェームズ・A.ヘンダーソンJr.教授から教えを受ける。経済産業省「ロボット政策研究会」(2005~2006年)、OECD(経済協力開発機構)「AI専門家会合」(2018~2019年)、および内閣府「人間中心のAI社会原則検討会議」(2018~2019年)を含む政府有識者会議を多数歴任。現在は、総務省「AIネットワーク社会推進会議」幹事および「AIガバナンス検討会」座長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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