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憲法判例の射程

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335357060
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C1032

出版社内容情報

憲法判例の射程を意識せよ!判例相互を有機的に関連づけるとはどういう作業なのか、判例を踏まえた検討とはどのような作業なのか・・・



 司法試験の採点実感によると、「判例を中心とした学習」を通じて、「判例を正確に理解」し、「事実との関係を踏まえた当該”判例の射程”範囲の確認」を理解することが求められています。

「判例の射程」を理解するためには、重要判例の「内容」を理解することはもちろん重要ですが、それらを有機的に関連づけながら、ある判例で示された考え方・判断枠組みは、?当該判例の事実関係のみにおいて妥当するのか、それとも、?一般的に応用可能な判断枠組みなのか、?であるとしたら当該判断枠組みを用いるに際していかなる事実が重要となっているのか、といった検討をしていかなければなりません。

 本書では、重要判例に対して、「メイン型」「対比型」「通覧型」の3つのアプローチを用いて「判例の射程」を解説。憲法判例をより深く理解できる決定版!



■2017年4月7日配本予定、本体2,700円+税



■弘文堂HPにて、発売にさきがけ、”第0章 憲法判例の「射程」を考えるということ”の試し読みを先行公開します!

第0章 憲法判例の「射程」を考えるということ 〔横大道聡〕

第1章 公務員の政治的行為の制約 〔山田哲史〕

第2章 強制加入団体と構成員の権利 〔岡田順太〕

第3章 人格的生存にとって不可欠ではない行為の規制 〔横大道聡〕

第4章 「個人の私的生活上の自由」の保障 〔横大道聡〕

第5章 別異取扱いの「合理性」審査と「事柄の性質」 〔横大道聡〕

第6章 選挙権 〔新井誠〕

第7章 思想に反する外部的行為の強制 〔御幸聖樹〕

第8章 政教分離に関する事案 〔西村裕一〕

第9章 中立的な法令の適用と信教の自由 〔横大道聡〕

第10章 事前抑制の?類型と表現の自由 〔横大道聡〕

第11章 公共施設の管理権とその憲法的統制 〔木下昌彦〕

第12章 職業の自由 〔赤坂幸一〕

第13章 学問の自由と大学の自治 〔岡田順太〕

第14章 財産権の制約 〔村山健太郎〕

第15章 「正当な補償」の意義 〔西山千絵〕

第16章 生存権訴訟 〔柴田憲司〕

第17章 教育権の所在 〔堀口悟郎〕

第18章 行政手続と憲法31条 〔村山健太郎〕

第19章 委任立法の規定の解釈 〔横大道聡〕

第20章 部分社会の法理 〔井上武史〕

第21章 立法不作為と国賠違法 〔岡田順太〕

第22章 学校における規律と自由〔木下昌彦〕

第23章 刑事収容施設内における被収容者の権利・自由 〔新井誠〕

第24章 裁判における政党の位置づけ 〔新井誠〕

第25章 行政裁量・立法裁量と「専門技術的・政策的判断」の内実 〔柴田憲司〕

第26章 立法事実の変化の検討の仕方と救済の観点 〔山田哲史〕

横大道 聡[ヨコダイドウ サトシ]
慶應義塾大学大学院法務研究科准教授(2015年9月現在)

内容説明

判例相互を有機的に関連づけるとはどういう作業なのか、判例を踏まえた検討とはどのような作業なのか。判例の理解を深める決定版!

目次

憲法判例の「射程」を考えるということ
公務員の政治的行為の制約
強制加入団体と構成員の権利
人格的生存にとって不可欠ではない行為の規制
「個人の私的生活上の自由」の保障
別異取扱いの「合理性」審査と「事柄の性質」
選挙権
思想に反する外部的行為の強制
政教分離に関する事案
中立的な法令の適用と信教の自由
事前抑制の諸類型と表現の自由
公共施設の管理権とその憲法的統制
職業の自由
学問の自由と大学の自治
財産権の制約
「正当な補償」の意義
生存権訴訟
教育権の所在
行政手続と憲法31条
委任立法の規定の解釈
部分社会の法理
立法不作為と国賠違法
学校における規律と自由
刑事収容施設内における被収容者の権利・自由
裁判における政党の位置づけ
行政裁量・立法裁量と「専門技術的・政策的判断」の内実
立法事実の変化の検討の仕方と救済の観点

著者等紹介

横大道聡[ヨコダイドウサトシ]
慶應義塾大学大学院法務研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mkn 14th

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憲法判例について、どのような事例にまで当該判例の規範の適用が可能であるのか、判例の解説を通じてそれを見極める試み。しかし、最終章に近づくあたりでは、裁判所の役割への挑戦を感じた。裁判所の判断手法への理解を示した上で、その姿勢への、以前よりも洗練した姿勢の批判がなされており、ある意味とても刺激的であった。2019/09/17

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