出版社内容情報
東京高裁部総括判事として多種多様な裁判を指揮してきた著者による実務と理論の両面から民事事実認定を照射した注目の一冊。
内容説明
民事事実認定にかかわる議論群を、具体的なケースを素材に、本質論・対象論・方法論・過程論・基盤論に整理して考察。自らの実務経験と深い思索による民事事実認定研究の集大成。
目次
民事事実認定論の体系
民事事実認定の基本構造
証明度論
文書の成立の真正
人証の証拠評価
自由心証主義論
経験則論
情報の歪みと是正
契約の解釈
相当な損害額の認定
専門的知見の導入
新種証拠の取調べ
民事事実認定の違法
著者等紹介
加藤新太郎[カトウシンタロウ]
東京高等裁判所判事(部総括)。1950年生まれ。博士(法学・名古屋大学)。1975年裁判官任官(東京地方裁判所)。その後、名古屋、大阪、釧路に勤務。1988年司法研修所教官(第2部)、1992年司法研修所事務局長、1998年東京地方裁判所判事(部総括)、2001年司法研修所上席教官(第1部)、2005年新潟地方裁判所長、2007年水戸地方裁判所長、2009年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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