内容説明
現代アメリカ商事法の第一人者が、商取引の現実に適合する法的ルールを作り上げるために、イギリスの経済発展のなかで生成・整備された商業実務や商事法の歴史を、13世紀末から19世紀初頭にかけての判例を詳細に分析し実証的に繙く。これまでの流通証券法史の解釈に重要な修正をせまる渾身の書。
目次
第1章 中央裁判所、商事法、商慣習法
第2章 初期の為替業務・商業実務
第3章 初期の為替取引―私法
第4章 初期の為替取引―公法と政策
第5章 為替取引から為替手形へ―商業実務の変容
第6章 商慣習(custom of merchants)と為替手形法の発達
第7章 17世紀の大陸法学者と為替手形法
第8章 譲渡性(transferability)と流通性(negotiability)
第9章 18世紀の為替/約束手形法
第10章 融通手形(accommodation bill)の問題
著者等紹介
ロジャーズ,ジェイムズ・スティーヴン[ロジャーズ,ジェイムズスティーヴン][Rogers,James Steven]
1976年ハーヴァード大学ロー・スクールにおいて優等で法学博士号取得。現在、ボストン・カレッジ法科大学院教授。統一商事法典(UCC)第8条改正草案委員会草案作成委員、2006年ハーグ国際私法会議アメリカ代表団一員としてハーグ証券決済条約策定にも関わる
川分圭子[カワワケケイコ]
1963年愛媛県生まれ。1986年京都大学文学部卒業。1992年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。現在、京都府立大学文学部准教授。専攻はイギリス近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ひでっち
jntdsn13