出版社内容情報
刑法と精神医学が交錯するテーマに多角的にアプローチ! 裁判員候補者になる一般市民にとっても、注目の1冊です。
内容説明
固有の学問領域の壁を生産的に超えた精神医学と法学とのコラボレーションの成果。グローバルな視点をふまえ、精神科医療と法に関する現代的なテーマに果敢にせまる。
目次
第1部 刑法・少年法と精神医学(限定責任能力―法と精神医学の交錯点;情動行為の責任能力判断;精神の障害に基づく錯誤について ほか)
第2部 医療観察法と治療(心神喪失者等医療観察法における強制処遇の正当化根拠と「医療の必要性」について―最高裁平成19年7月25日決定を契機として;医療観察法における指定通院医療機関の役割と課題;心神喪失者等医療観察法をめぐる私論 ほか)
第3部 精神科臨床と法律(インフォームド・コンセント雑考―精神科医療における個人的回想とともに;精神障害者の他害行為と近親者の損害賠償責任―福岡高裁平成18年10月19日判決の検討を中心にして;イギリスにおける精神障害者の人権擁護―精神保健法委員会を中心に ほか)
著者等紹介
中谷陽二[ナカタニヨウジ]
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
丸山雅夫[マルヤママサオ]
南山大学大学院法務研究科教授
山本輝之[ヤマモトテルユキ]
明治学院大学法学部教授
五十嵐禎人[イガラシヨシト]
千葉大学社会精神保健教育研究センター法システム研究部門教授
柑本美和[コウジモトミワ]
城西大学現代政策学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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