生命倫理と法〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 462p
  • 商品コード 9784335354106
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C3032

内容説明

生命倫理はどこで道を間違えたか?生命倫理がこれまで扱わなかったテーマを取り上げ、法や法律家が果たすべき役割を再考する。

目次

第1章 医行為の再検討(「医行為」概念の再検討;「医行為」概念の解釈運用について;AEDの市民使用に関わる問題;「医行為」の問題点―患者家族の視点から)
第2章 人体試料の利用と法(研究・教育・医療での利用―問題の所在;人体由来資料の研究利用;解剖が担うべき現代的役割とその法的根拠;英国2004年靭帯組織法とその影響)
第3章 医療安全と法(医療安全と法の日米比較;診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業について;刑事司法の現状;民事訴訟の現状;行政処分の現状)
第4章 医療過誤訴訟と現在(医療訴訟―その役割と医療界への期待;医療訴訟にみる患者の自己決定権論―最高裁平成17年9月8日判決を契機に;医師の説明義務違反における損害論―義務違反と結果との因果関係を否定した事例をめぐって;Wrongful birth訴訟のほう社会学的考察―日米比較とアメリカ法からの示唆)
第5章 生命倫理と法―発想の転換(医療過誤訴訟改革と患者の安全―アメリカからの教訓;揺れる振り子―ヒトを対象とする研究における正義観の変遷;生命倫理はどこで道を間違えたのか)

著者等紹介

樋口範雄[ヒグチノリオ]
現職:東京大学大学院法学政治学研究科教授。1951年生まれ。東京大学法学部卒業。学習院大学法学部教授。1992年以降現職。専攻は英米法。著書に『親子と法―日米比較の試み』(弘文堂、1988、日米友好基金賞受賞)など

岩田太[イワタフトシ]
現職:上智大学法学部教授。1966年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程単位取得退学。法学博士(2000年)。上智大学法学部助教授。2007年4月以降現職。専攻は英米法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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