内容説明
ドイツの法曹教育の統一的再編成のために永年取り組んできた種々の試みと綿密な調査を踏まえながら、法曹教育の抜本的改革と民事手続法教育の改善について説得的に論を展開して、わが国の法学教育のあり方の指針ともなる書。
目次
関連領域(民事訴訟法担当者学会におけるこのテーマの歴史;法曹教育の改革;改革の動きの沈静化;1984年統一教育法への幕開け;本報告の進め方)
現状の点検(教育モデルの不等質性;二段階教育における民事手続法の教育と試験;一段階教育における民事手続法の教育と試験)
改革の願い(教育目標と教育内容;教育の欠陥と教育改革の要請;改革の重点としての理論=実務の視点)
むすび(一層の議論の必要性;1984年統一法曹教育についての要望)
補論 新しくて古いドイツ連邦共和国の法曹教育―改革の終わりか?(法曹教育に関するドイツ裁判官法の新規制;展開のさきがけ;その後の展開;新法曹教育と民事手続法)
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