出版社内容情報
「送信主体は誰か」という視点に立脚した日本の規律は、どこに問題があるのか?
リンク提供行為に対する著作権法の規律は、どうあるべきか?
本書では、情報の送信元に着目してきた日本の法制度や裁判例を検討した上で、綿密な論証を通して“送信規制から表示規制へ”を提言します。
違法コンテンツの拡散を規制しつつも、情報流通の重要な基盤であるリンクの価値を損なわないための規律のあり方を探る、初の本格的な学術書。
日々新たな論点が生まれゆく「インターネットと著作権」分野において先陣を切る著者による、渾身のデビュー作です。
手ずから収集した未公開の民事・刑事判決を含む裁判例リストも、圧巻!
内容説明
送信主体は誰か、という視点に立脚した日本の規律はどこに問題があるのか?日々新たな論点が生まれゆく「インターネットと著作権」分野において先陣を切る著者が、綿密な論証を通して“送信規制から表示規制へ”を提言する。手ずから収集した未公開の民事・刑事判決を含む裁判例リストも圧巻!
目次
第1章 問題の所在
第2章 WIPO著作権条約
第3章 日本法の現状と課題
第4章 EU法
第5章 英米法
第6章 リンク提供行為の規律のあり方
付録 公衆送信権に関する日本の裁判例
著者等紹介
谷川和幸[タニカワカズユキ]
関西学院大学法学部教授。1984年京都生まれ。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科法曹養成専攻修了、法務博士(専門職)。福岡大学法学部講師、同准教授などを経て、2023年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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