出版社内容情報
今村 哲也[イマムラ テツヤ]
著・文・その他
内容説明
混迷の地理的表示保護制度―その針路を定めるための見取り図を描く。国際ルールの重層性、日本の特殊な制度設計。入り組んだ法制度を、それぞれの沿革・相互関係を明らかにしながら解きほぐし、体系的・系譜的分析によってまとめ上げた1冊!
目次
第1部 地理的表示の理論と法的形式(国内外の議論の素描;正当化根拠論地理的表示等を保護する法的形式;団体・証明商標による保護;スイ・ジェネリス型の保護)
第2部 産地名の表示に関する国内制度(不正競争防止法;商標法;地理的表示法;その他の行政規制と公的競争規約;商標法と地理的表示法の交錯)
第3部 国際的保護をめぐる課題(TRIPS協定以前の国際条約;TRIPS協定の地理的表示保護の沿革;TRIPS協定における地理的表示の保護;TRIPS協定以降の交渉;FTA・EPAと地理的表示;TRIPS協定以降のWIPOの動向;国際的なルール形成の行方)
第4部 地理的表示保護の将来像
著者等紹介
今村哲也[イマムラテツヤ]
明治大学情報コミュニケーション学部教授、博士(法学・早稲田大学)。1976年東京生れ。1999年早稲田大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程(研究指導修了)、明治大学情報コミュニケーション学部専任講師、同学部准教授を経て、2019年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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