内容説明
労働契約法の制定、雇用対策法・パート労働法の改正などにも対応、新章書き下ろしを含む待望の最新版!労働法の適用場面を「会話」で楽しみつつ全体像を把握。
目次
第1部 労働法の全体像(労働法とは;労働法はなぜ生まれたのか、なぜ必要なのか ほか)
第2部 入社してから退職するまで―労働契約法(採用・採用内定・試用;人事異動―配転・出向・転籍 ほか)
第3部 労働者保護か、余計なお世話か―労働保護法(雇用平等;労働者の人権擁護 ほか)
第4部 労働組合の持つパワーとは?―労使関係法(「クミアイ」を作る権利―団結権;「話し合いに応じろ」と要求する権利―団体交渉権 ほか)
著者等紹介
森戸英幸[モリトヒデユキ]
1965年千葉県生まれ。1988年東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、成蹊大学法学部助教授、ハーバード大学ロー・スクール客員研究員、成蹊大学法科大学院教授などを経て、上智大学法学部・法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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那由田 忠
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ずいぶんと労働法が進化したものです。第3版でもっと最新情報があるのでしょうが、随分と勉強になりました。方向としては非常にいい方向に向かって進化していると言ってよいでしょう。2012/01/09
TsuRu
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300ページほどありますが、イッキに読めました。“労働法の適用場面を会話で楽しみつつ全体像を把握する”スタイルは、具体的なイメージが伝わってイイですね。2011/02/27
おっさん
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数ある法学の入門書の中でも最高峰の出来。労働法学を学び始めるならこれ以外にないと断言できます。学部のテストなら予習でこれ読んで授業聞いて百選をじっくりやれば十分。ローで勉強するなら水町さんの労働法かな。菅野さんのは実務家向けですよ。2010/08/07
tetuneco
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労働法の適用のない働く人がいる。ややきれいごとのようにも見える。2009/10/03
takizawa
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自由意志を持ち対等な関係を築くのが民法の描く人間像。労働法は、民法の契約自由という冷たくドライな原則を修正する。民法の世界では親は子供の味方だが、労働法の世界では子供の賃金をピンはねする悪いヤツ。ここから賃金の直接払いの原則(労基24条1項)が導かれる。2008/12/22