内容説明
「取消判決に服させるという、そのためにこそ、第三者を訴訟参加させ、訴訟で主張・証明することで納得させ、判決の効力に服する心境にさせることが必要」という理論のもと、日独の行政訴訟・民事訴訟理論を渉猟し、独自の考えを論証した渾身の研究書。
目次
第1章 問題の所在と本書の目的
第2章 ドイツ行政訴訟の必要的訴訟参加(行政裁判所法(VwGO)の規定
通常訴訟参加と必要的訴訟参加
必要的訴訟参加の目的論的分析
民事訴訟の制度との比較論的分析
必要的訴訟参加の事例分析と判例理論
ドイツにおける必要的訴訟参加の法理―全体総括とさらなる分析)
第3章 職権訴訟参加の法理(わが国の行政訴訟における訴訟参加理論の歴史的分析;問題の再分析と再構成;第三者の訴訟参加の必要性の理論;第三者の手続保障の理論;真に第三者に必要な手続保障の理論―訴訟係属の「告知」)
著者等紹介
新山一雄[シンヤマカズオ]
1950年山口県山口市に生まれる。1974年東京大学法学部卒業。1980年東京大学大学院博士課程中退。成城大学法学部教授(大学院教授兼務)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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