内容説明
損害は被害者のもとにとどまるべきか。自由社会アメリカを理解するための基本書。徹底した自己責任の原則と自由の保障による不法行為法の全容を、具体的な事件を素材に明らかにする。日本とは大きく異なる不法行為法の先例がアメリカ社会の実像を浮き彫りにする。医療過誤訴訟にも言及し、「被害者救済」とは何かを問い直す最新版!
目次
第1章 はじめに
第2章 子どもと心神喪失者の不法行為
第3章 故意による不法行為(intentional torts)
第4章 過失の意義
第5章 現実の損害と事実的因果関係
第6章 法的因果関係
第7章 注意義務の存否をめぐる問題
第8章 過失による不法行為に対する抗弁
第9章 厳格責任(無過失責任)と製造物責任
第10章 アメリカの医療過誤訴訟
第11章 その他の重要問題と不法行為法の将来
著者等紹介
樋口範雄[ヒグチノリオ]
1951年新潟県生まれ。1974年東京大学法学部卒業。1986年学習院大学法学部教授。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は英米法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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