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内容説明
新しい「基礎理論」の構築により契約法の再定義を試みる。「特定人間の権利義務の設計を任務とする契約法」により未知の法律問題に解決の手掛かりを与える。
目次
第1章 序説(債権各論の意義と同総論の地位;総論と各論との関係;『債権各論1』の構成)
第2章 契約の概念(契約の意義および機能;契約法と契約法学;契約の分類)
第3章 契約上の権利義務(総説;契約の解釈;契約上の権利義務の発生;契約上の権利義務関係;契約上の権利義務の消滅)
著者等紹介
平井宜雄[ヒライヨシオ]
1937年生れ。東京大学法学部卒業、現在、専修大学法科大学院教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
2
契約法に関し、契約当事者間の権利義務関係を事前に設計する、という視点から再構築していく。通常の契約法に関する書籍であると、契約法部分の任意規定の解説というものが行われるわけであるが、本書ではそういった切り口をとらない。契約実務を真正面から捉え、そこに学問的な見地からの分析を加える。契約実務のモヤモヤ感を言語化し、理論化していく。おそらく、ある程度契約実務に触れた後に本書を読むと、平井教授がいかに誠実に契約実務に向き合おうとしたかがわかると思う。著者の死去に伴い、債権各論1下が刊行されないことが非常に残念。2021/08/14
ぴろし
0
読み終わったので、TLOに送付。2015/01/04
比丘尼坂
0
斯界の評価は知らぬが、明快かつ緻密な論理で一気に読めた。法学の教科書は退屈だけど、これは良かった。 国家試験向けではないけど。下巻も作って欲しかった。2019/08/29