内容説明
正義論を中心に現在の議論をふまえて全体に手を加えた最新版。現代経験論の陣営に属する法哲学界の重鎮が示す法哲学の真髄。
目次
第1章 序論
第2章 法の概念
第3章 社会統合と言語
第4章 記号の意味と解釈
第5章 法解釈学の性格と任務
第6章 法の経験科学
第7章 正義論の基礎―メタ倫理学の諸問題
第8章 正義論の歴史
第9章 現代の正義論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
の
1
哲学的な法の捉え方。2022/01/17
mkn 14th
0
名著2016/11/28
ぴ
0
現代合理主義の立場から書かれた、法哲学の概説書。法哲学の伝統的な問題領域を背景としつつ、哲学一般の問題の考察の後、その一事例として法哲学的問題に言及している。2012/10/21
あかべえ
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どちらかというと哲学的な要素が強い。個人的にはこれぞ法哲学!という感じがして好き。正義論(法価値論)にかんする記述はあまりないが、メタ倫理学や分析哲学に関する記述が多くてためになった。これは、別に哲学徒が読んでもよいのではないかと思うくらい。近世自然法の系譜の章で、プーフェンドルフ、トマジウス、ヴォルフ等々いままでしっかりやってこなかったので、読んださきから内容が頭から抜けて苦戦。。。 2011/09/30