出版社内容情報
正当な入国在留管理のあり方を問う!
国境を越えた移動・移住の自由の人権性に基づく公平に開かれた国境政策、グローバルな再分配の過渡的構想としての国際協力ビザ、主権国家秩序の正統性保障としての難民保護制度、気候労働者の受け入れ義務。
国際社会が抱える難題に立ち向かう現代正義論からの挑戦の書。
内容説明
正当な入国在留管理のあり方を問う!国境を越えた移動・移住の自由の人権性に基づく公平に開かれた国境政策、グローバルな再分配の過渡的構想としての国際協力ビザ、主権国家秩序の正統性保障としての難民保護制度。国際社会が抱える難題への現代正義論からの挑戦。
目次
国際移動の正義と先行研究
第1部 個人の自由・自律と国境を越えた移動・移住(国境を越えた移動・移住の自由は人権か;人生の選択肢と国境を越えた移動・移住の自由の関係性;リベラルな移民国家の入国在留管理政策)
第2部 グローバルな資源分配と国境を越えた移動・移住(地球上の自然物の共有性は国境を越えた移動・移住の自由を正当化するか;国際協力ビザの可能性)
第3部 消極的移動・移住の受け入れ(なぜ難民を保護すべきか―主権国家秩序の正統性と難民保護;国家による旅客輸送業者への制裁の正当化の条件;気候移住者の受け入れ義務)
総括
著者等紹介
浦山聖子[ウラヤマセイコ]
現職 成城大学法学部准教授。1981年東京都生まれ。2010年東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了(博士(法学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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