内容説明
地租改正を軸に、わが国の近代的土地所有と地租の成立過程を追跡し、明治国家の歴史的性格を考察する。膨大な史料の博捜と多岐に亘る先行研究の緻密な検証をもとに明快に説く労作。
目次
第1章 近世の土地制度とその解消
第2章 神田孝平の地租改正提議
第3章 地租改正
第4章 関東の地租改正
第5章 近代的土地所有の確定
第6章 石川県の割地慣行
第7章 神田孝平の土地所有・地租論
第8章 近代的土地所有をめぐる法意識状況
著者等紹介
奥田晴樹[オクダハルキ]
昭和27年(1952)6月東京都に生まれる。51年(1976)3月東京教育大学文学部史学科日本史学専攻卒業。4月神奈川県立清水ヶ丘高等学校教諭。58年(1983)4月神奈川県立湘南高等学校教諭。平成8年(1996)2月金沢大学教育学部助教授。10年(1998)4月金沢大学教育学部教授。専攻は幕末維新史(地租改正、地方制度・立憲政体の成立過程)
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