内容説明
「一つの中国」から「二つの中国」へ。台湾の独立こそ台湾人の願いである。しかもその実現は目の前に迫っている。本書は、既刊『台湾』(王育徳著)に、月刊『台湾青年』編集長の宗像隆幸が、1971~1990年の台湾独立への苦難の道を加筆したもの。“新しい台湾”誕生を証言する貴重な書。
目次
序章 風雲はらむ台湾
第1章 奇しき運命の島―新天地を求めて
第2章 不完全なる新天地―オランダ時代(1624~1661年)
第3章 国姓爺の光と隠―爺氏時代(1661~1683年)
第4章 血と汗の累積―清朝時代(1683~1895年)
第5章 台湾人だけが残った―台湾民主国(1895年)
第6章 近代化の渦中で―日本時代(1895~1945年)
第7章 中国人と全画対決へ―国府時代(1945~1963年)
第8章 60年代より70年代へ(1964年~)
第9章 台湾の独立
第10章 20年間における台湾の大きな変化(1970~1990年)