出版社内容情報
近代神道と喪葬はいかにして接近したのか
伝統や固有性に重きを置いていた神葬祭や大喪儀をめぐる従前の言説に一石を投じ、実際は明治維新後の激しい社会変動に対応して柔軟に変容していた実態を第一次資料など種々の史料を用いて明らかにする。巻末に50余頁に及ぶ極めて詳細な関連事項年表が付されています。
内容説明
近代神道と喪葬はいかにして接近したのか。神葬祭や大喪儀をめぐる従前の言説に一石を投じ、伝統・固有性よりも社会変動に対応して変容していた実像を種々の史料を用い明らかにする。
目次
神道喪葬儀礼研究の現状と課題
第1部 神葬祭の形成と展開(『葬祭略式』制定と「喪主」;国民教化運動と「斎主」;神葬祭執行の実態―東京府を事例に)
第2部 近代大喪儀の成立過程(天皇による葬場への臨御;「皇室喪儀令」の附式と古儀;近代大喪儀の再編と成立)
本書の成果と課題
著者等紹介
塩川彩香[シオカワアヤカ]
平成2年(1990)神奈川県生まれ。令和3年度から同4年度まで、國學院大學兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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