内容説明
神道文化の神髄を古式の神饌にみる。宮座が供する「特殊神饌」に焦点を当て、その変遷や地域ごとの相違と共通点を四〇年の調査から明らかにする。
目次
序章
第1章 宮座に伝わる「特殊神饌」の諸相(奈良県北東部山間地域;奈良県東部山間地域;奈良県盆地部;奈良県西部;奈良県南部;奈良県周辺地域)
第2章 宮座における「特殊神饌」の位置(奈良県北東部山間地域;奈良県東部山間地域;奈良県南部)
第3章 品目・調理・供え方に見る「特殊神饌」の特色(品目に見る「特殊神饌」の特色;調理・供え方に見る「特殊神饌」の特色)
第4章 儀礼の場における「直会」と「儀式膳」(儀礼の場における「直会」;祭りの場における「儀式膳」;まとめ―直会と儀式膳について)
終章 まとめと今後の研究課題(宮座と神饌の今後について;今後の研究課題)
著者等紹介
吉川雅章[ヨシカワマサフミ]
昭和28年奈良県生まれ。昭和52年早稲田大学卒業。昭和52年神職明階取得(試験検定)。昭和56年大阪教育大学大学院教育学研究科修了。昭和56年私立中学校高等学校教諭。現在、式内大社長尾神社宮司、大阪国学院講師、奈良県神社庁協議員・庁研修所講師、全国春日連合会理事・奈良県支部長、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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