内容説明
祭政一致の構想を掲げた明治維新。神社・神道と社会の「近代」を考える。近代日本の国家形成とともに展開した神道の諸相を、制度、組織、人物等の多様な観点から明らかにする31論文。
目次
近代の「神道と社会」を用意したもの―明治大嘗祭への道程
神武創業の精神と垂加神道―君臣合体守中之道
大国隆正と福羽美静の国学―「本学」をめぐって
神武創業と国家祭祀形成
明治前期の神職とその活動―埼玉県の事例から
平田派国事犯事件について―丸山作楽を中心に
島地黙雷の政教論―「政教相依」論の展開と「布教」
扶桑教会宍野半と神道事務局直轄教会
御嶽教の変容と神道家―鴻雪爪と神宮嵩寿による教団「神道化」をめぐって
海老名弾正と黒住教―近代の神道とキリスト教の接点〔ほか〕
著者等紹介
阪本是丸[サカモトコレマル]
國學院大學神道文化学部教授。國學院大學研究開発推進センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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