近現代神道の法制的研究

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近現代神道の法制的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 358p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335160851
  • NDC分類 172
  • Cコード C3014

出版社内容情報

近現代神道史に確かな礎を築く神社に関する法制度・行政の変遷には未だ不明な点の方が多く、その実証的研究は遅れています。この未開拓の分野に果敢に挑み、公正な神道史学の発展のために礎を築いた神道史研究者、神社関係者必読の書。

 序章  近現代神道史における法制度の重要性

  一 はじめに

  二 神道史における近代と現代の歴史的区分

  三 神社の明治維新

  四 制度研究の重要性

  五 「国家神道」に関する問題

  六 法制研究の課題

  七 本書の構成

  八 おわりに



第一編 国家の宗祀と公認神社



 第一章 神社行政における「国家ノ宗祀」

  一 はじめに

  二 神社の国家管理に関する制度

  三 神職任用に関する制度

  四 奉務規則

  五 敬神思想の普及

  六 神社制度調査会と神社経済

  七 神社整理から見る行政の神社観

  八 「神社の本質」問題

  九 神祇院の発足

  十 おわりに



 第二章 御祭神に関する神社制度―別格官幣社配祀神 殉難戦没之将士を例として―

  一 はじめに

  二 公認神社の誕生

  三 御祭神に関する神社制度

  四 「帝国の神祇」の範囲

  五 配祀神の定義

  六 別格官幣社藤島神社列格まで

  七 藤島神社の列格

  八 名和神社・菊池神社の列格と配祀神

  九 「殉難戦没之将士」の範囲と配祀神の取扱

  十 おわりに

 

 第三章  神社整理と無格社の法的性質及び実態

  一 はじめに

  二 神社整理に関する法令

  三 神社整理の目的と基準

  四 無格社発生の背景と法的性質

  五 無格社に対する恩典の差

  六 昭和期における無格社及び非公認神社の実態について

  七 明治末期における無格社の実態

  八 神祇院の「無格社整備ニ関スル要綱」の特色

  九 おわりに



 第四章 私祭神祠の法的性質

  一 はじめに

  二 公認神社の発生

  三 非公認神社

  四 「私祭神祠」の条件と神社類似施設

  五 神社制度調査会と無格社整理

  六 神祇院による「私祭神祠」の方針転換

  七 私祭神祠等の取締

  八 おわりに



 第五章 補論 邸内社の法的性質―現代の政教問題を論じる上での近代神社行政研究の意義―

  一 はじめに

  二 邸内社の慣習

  三 近世における邸内社の管理

  四 近代における邸内社の管理

  五 神社行政概説書から見る邸内社の行政上の取り扱い

  六 公認神社に非ざる祭祀施設

  七 現在における邸内社の判断基準

  八 現行法上における邸内社の性格

  九 おわりに





第二編 鎮守の森の近代化



 第六章 近代神社境内地の形成―上知令・山林・租税・公園―

  一 はじめに

  二 上知令と地租改正

  三 境内地の管理と租税

  四 鎮守の森の官有地化

  五 風致林野と神体山

  六 神社公園の発生

  七 神社公園の問題

  八 おわりに



 第七章 上地事業における境内外区別

  一 はじめに

  二 先行研究

  三 上知令の発令とその背景

  四 上知令直後の境内外区別

  五 地種の整備

  六 地租改正中の境内外区別

  七 京都府における実例

  八 おわりに



 第八章 神社境内の公園的性格

  一 はじめに

  ニ 太政官公園の成立と神社境内

  三 神社境内の公園化

  四 神社林と神苑

  五 おわりに



 第九章 東京府における太政官公園と神社公園の成立

  一 はじめに

  二 いわゆる太政官公園について

  三 公園制度発足以前

  四 東京府における公園設置方針

  五 東京府の公園維持運営法

  六 おわりに



 第十章 近代神社林制度の変遷

  一 はじめに

  二 明治初期(上地事業)

  三 風致林野

  四 境内地跡地の処分

  五 明治神宮御造営の影響

  六 昭和期の神社行政における神社林観の変化

  七 おわりに



 第十一章 神体山の制度的沿革―「神体林」の神道史上の意義について―

  一 はじめに

  二 上地事業の経緯と神体山

  三 事例(一)大神神社

  四 事例(二)諏訪大社

  五 事例(三)松尾大社・伏見稲荷大社

  六 事例(四)金鑽神社

  七 上地事業に於ける「神体山」の判定基準

  八 「神体山」に関する研究の深化

  九 「神体林」

  十 神体山に対する特例措置(秋葉山の事例)

  十一 おわりに



終 章 近現代神道史研究の課題と展望

  一 はじめに

  二 「国家ノ宗祀」の研究と課題

  三 神社明細帳

  四 神社経済と運営護持

  五 私祭神祠の問題

  六 近代的神職

  七 近代境内の形成

  八 神社林をめぐる議論

  九 神社の公共性

  十 神道教学上の検討課題

  十一 おわりに

河村 忠伸[カワムラ タダノブ]

内容説明

近現代神道史に確かな礎を築く神社に関する法制度・行政の変遷を実証的に考究。未開拓の分野に果敢に挑んだ貴重な成果。

目次

近現代神道史における法制度の重要性
第1編 国家の宗祀と公認神社(神社行政における「国家ノ宗祀」;御祭神に関する神社制度―別格官幣社配祀神 殉難戦没之将士を例として;神社整理と無格社の法的性質及び実態;私祭神祠の法的性質;補論 邸内社の法的性質―現代の政教問題を論じる上での近代神社行政研究の意義)
第2編 鎮守の森の近代化(近代神社境内地の形成―上知令・山林・租税・公園;上地事業における境内外区別;神社境内の公園的性格;東京府における太政官公園と神社公園の成立;近代神社林制度の変遷;神体山の制度的沿革―「神体林」の神道史上の意義について)
近現代神道史研究の課題と展望

著者等紹介

河村忠伸[カワムラタダノブ]
秋葉山本宮秋葉神社権禰宜。國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター共同研究員。専攻は近現代神道史。昭和56年、河村基夫(現、秋葉山本宮秋葉神社宮司)の長男として生まれる。県立浜松西高等学校を卒業後、関西学院大学法学部政治学科、國學院大學大学院文学研究科博士課程前期神道学専攻に進学。平成18年より22年まで京都府八幡市鎮座の石清水八幡宮に奉職。平成22年に神社本庁に転任し、教化部教化課、総合研究部研究課(研修課兼務)録事、神道文化会事務局、全国神社保育団体連合会事務局書記を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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