内容説明
幕末の国学者六人部是香が祭式を構想していく経緯を詳細に追い、その構想が近代の法令「神社祭式」につながって行く過程を明らかにする。
目次
第1章 「産須那」思想に関する一考察―稲荷社祭神に関する考証をめぐって
第2章 六人部是香の古典理解と神事について
第3章 幕末期における大祓と国学者―六人部是香を中心に
第4章 近代における祈願祭祀の成立に関する一考察―六人部是香著『私祭要集』を中心に
第5章 幕末維新期における祭政一致観―会沢正志斎と国学者をめぐって
第6章 「玉串ヲ奉リテ拝礼」についての一考察
第7章 明治八年式部寮達「神社祭式」の制定過程に関する一考察
第8章 権田直助著『葬儀式』について
第9章 岩崎長世著『神葬考』の翻刻と紹介
著者等紹介
星野光樹[ホシノミツシゲ]
昭和51年生まれ、茨城県水戸市出身。平成12年、國學院大學文学部神道学科卒業。平成17年、國學院大學文学研究科神道学専攻博士課程後期単位取得満期退学。現在、國學院大學神道文化学部助教、修士(神道学)。専攻、神道祭祀学、国学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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