内容説明
死とセックスを発明して複雑化してきた我々は、どこへ向かおうとしているのか。アメーバからニンゲンまでを語った、痛快無比の生物学。
目次
第1部 死の中の生(人はなぜ死をおそれるのか;もし生物が死ななかったら;人の寿命は三八億年?;死はセックスと同時に出現した能力である;寿命を延ばすことはできるのだろうか;あなたが死ぬまでに殺す生命の数は?;かけがえのないあなたに宿るかけがえのある命)
第2部 構造としての生命(ゲノムは構造化されたシステムとして動く;ハエと哺乳類の遺伝子は同じである;生物多様性を神を抜きにして説明;遺伝病も遺伝子を変えずに環境で治すことができる;世の中も生物も構造を見ないと実相は見えない)
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年東京生まれ。東京教育大学理学部卒。東京都立大学大学院博士課程修了(生物学専攻)。山梨大学教育人間科学部教授等を経て、早稲田大学国際教養学部教授。専攻は理論生物学、構造主義生物学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。