目次
1 “老い”はほんとうに「問題」なのか?
2 できなくなるということ
3 見えない“成熟”のかたち
4 “老い”の時間
5 “老い”の破壊性
6 “弱さ”に従う自由
7 べてるの家の試み
8 肯定と否定のはざまで
9 「いるだけでいい」「いつ死んでもいい」と言い切れるとき
著者等紹介
鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都生まれ。京都大学文学部卒。同大学院文学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。哲学・倫理学専攻。著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)、『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞受賞)『時代のきしみ』(以上、TBSブリタニカ)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べっちゃん
1
個人的には、哲学的な要素を表面ではなく、深層に含んでほしかったな。ただ、相変わらず鷲田氏の視点は面白いです。2011/01/18
Kimi Sawada
0
老いの空白は10年前に書かれた本ですが、ケアの中に住まう現象について改めて現状として何も変わっていないというよりさらに鷲田氏が指摘するような価値を求めすぎる社会となってきているように感じる。 ケアは実は退行しているのかもしれない…そう強く思った1冊。 少し難しい言葉が多くてニュアンスしか理解できていないけれど、考えさせられる1冊でした2013/08/13
May
0
途中まで読んだ。老いについて当事者的な感覚を知りたかったけど抽象的・理念的な話が多くてあまり参考にはならなかった。2013/06/06
denken
0
「死ねというのか」だったっけ。そこが妙に印象に残った。2012/12/03