内容説明
ミューズに庇護された音楽の園。門をくぐったBに与えられた試練と役割とは?フィクションとノンフィクションが交錯する藝大愛溢れる、捨て身の自伝的作品。
目次
1 前史
2 東京藝大へ
3 藝大生として
4 大学院
5 ふたたび藝大へ
6 出逢った人々
7 最後の十年間―老兵は去り行く
著者等紹介
青島広志[アオシマヒロシ]
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻首席修了。作曲作品は300曲を超え、指揮者、ピアニストとしての活動も50年を迎える。NHK「ゆかいなコンサート」初代総監督を8年務め、NHKラジオ「みんなのコーラス」「高校講座・音楽」、日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などに出演。東京藝術大学で講師を41年務め、2022年3月定年退職。東京室内歌劇場、日本現代音楽協会、作曲家協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさと
1
作曲、演奏、指揮、企画、TV出演、絵、文章など多彩な活動を繰り広げる青島広志の、藝大愛あふれるフィクションとノンフィクションが交錯する捨て身の自伝。人物が特定されているのに作中ではBと自称する。少女マンガを描いていた少年は、東京藝大の作曲科に進む。以来、藝大で講師をしながら、やって来た仕事は何でもするうちにすっかり名が売れるようになる。しかし、藝大ではお茶くみを進んでやり、小さくなりながら次々と降りかかる災厄を何とか避けながらの生活。その藝大で出会った個性的な人々との遣り取りを、斜め下から見た文章で綴る。2024/04/09
比丘尼坂
1
読みにくい箇所もあるが、面白かった。2023/06/15